ニキビ跡の赤みを治療する方法は?セルフケアと医療の違いを解説|保谷駅前皮膚科|西東京保谷駅の皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科

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ニキビ跡の赤みを治療する方法は?セルフケアと医療の違いを解説

ニキビ跡の赤みを治療する方法は?セルフケアと医療の違いを解説|保谷駅前皮膚科|西東京保谷駅の皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科

2026年5月14日

ニキビ跡の赤みを治療する方法は?セルフケアと医療の違いを解説

ニキビ跡の赤みは、セルフケアで様子を見るべきか、それとも皮膚科で治療を受けるべきか。どんな治療法があるのか、費用はどのくらいかかるのか。悩みは尽きないと思います。

この記事では、ニキビ跡の赤みができる原因から、自宅でできるセルフケア、皮膚科で受けられる治療法まで、医師の視点から詳しく解説します。赤みを改善するための第一歩として、ぜひ参考にしてください。

ニキビ跡の赤みの正体は「毛細血管の拡張」

ニキビ跡の赤みの正体は「毛細血管の拡張」

ニキビ跡の赤みは、医学的に「炎症後紅斑(えんしょうごこうはん)」と呼ばれます。これは、炎症を起こした部分を修復するために毛細血管が集中して増えたり、拡張したりすることが原因です。

ニキビができると、毛穴の周辺組織がダメージを受けます。このダメージを修復しようと体が反応し、患部に血液を送り込むために毛細血管が増殖します。その結果、皮膚の表面から血管が透けて見え、赤みとして目立ってしまうのです。

炎症が治まれば、通常は毛細血管も徐々に元に戻り、赤みも薄くなっていきます。しかし、炎症が強かった場合や繰り返しニキビができた場合は、毛細血管の拡張が長引き、赤みがなかなか消えないことがあります。

ニキビ跡の赤みが長引く理由

ニキビ跡の赤みが長引いてしまう理由はいくつかあります。

まず、炎症が皮膚の深い層(真皮)にまで達していた場合です。深部のダメージは修復に時間がかかるため、赤みも長期間残りやすくなります。

ニキビ跡の赤みが長引く理由

また、同じ場所に繰り返しニキビができることで、炎症が慢性化してしまうケースもあります。新しいニキビができるたびに毛細血管が刺激され続けると、赤みがいつまでも引かない状態になってしまいます。

さらに、肌のターンオーバー(新陳代謝)が乱れている場合も、赤みが消えにくくなる要因です。睡眠不足やストレス、紫外線ダメージなどでターンオーバーが正常に機能しないと、皮膚の修復が遅れ、赤みも長引いてしまいます。

ニキビ跡の赤みは自然に消える?

ニキビ跡の赤みは自然に消える?

「この赤み、放っておいても消えるのかな?」と不安に思っている方も多いでしょう。結論から言うと、軽度の赤みであれば自然に消える可能性がありますが、すべてのケースで消えるわけではありません。

軽度なら数ヶ月で改善する場合も

炎症が比較的軽く、皮膚の浅い部分だけにダメージが留まっている場合は、肌のターンオーバーによって自然に赤みが薄くなっていきます。

個人差はありますが、ニキビが治ってから3〜6ヶ月ほどで赤みが落ち着き始め、早ければ2〜3ヶ月で目立たなくなることもあります。肌の新陳代謝が正常に機能していれば、拡張した毛細血管も徐々に元に戻り、赤みも自然に消えていくのです。

ただし、この期間はあくまで目安です。炎症の程度や肌質、年齢、生活習慣などによって、消えるまでの期間は大きく変わります。

セルフケアだけでは限界がある場合

一方で、以下のようなケースでは、セルフケアだけでは赤みが消えにくくなります。

まず、炎症が皮膚の深い層(真皮)にまで達していた場合です。深部のダメージは通常のターンオーバーでは修復しきれず、赤みが半年以上、場合によっては1年以上続くこともあります。

また、同じ場所に繰り返しニキビができている場合も要注意です。新しいニキビによる炎症が加わり続けると、赤みが慢性化してしまい、自然には消えにくくなります。

さらに、肌のターンオーバーが乱れている場合も、赤みの改善が遅れます。加齢やストレス、睡眠不足、紫外線ダメージなどでターンオーバーの周期が長くなると、皮膚の修復力が低下し、赤みがいつまでも残ってしまうのです。

このような場合は、皮膚科での専門的な治療を検討することをおすすめします。

皮膚科で受けられるニキビ跡の赤み治療

皮膚科で受けられるニキビ跡の赤み治療

ニキビ跡の赤みが長引く場合や、早く改善したい場合は、皮膚科での治療が効果的です。当院では、患者様の症状や肌質に合わせて、さまざまな治療法をご提案しています。

各治療法の特徴を表にまとめました。

治療法 効果 ダウンタイム 痛み 保険適用
レーザー治療 高い 1〜2週間程度 ゴムで弾かれる程度 なし(自費診療)
光治療(IPL) 中程度 ほとんどなし 軽度 なし(自費診療)
ケミカルピーリング 中程度 ほとんどなし ピリピリ感 なし(自費診療)
イオン導入・エレクトロポレーション 軽度〜中程度 なし なし なし(自費診療)
内服薬・外用薬 軽度〜中程度 なし なし 一部保険適用あり

効果やダウンタイムには個人差があります。症状に合わせて複数の治療を組み合わせることで、より高い効果が期待できます。

ここでは、代表的な治療法をご紹介します。

レーザー治療

レーザー治療は、ニキビ跡の赤みに最も効果的な治療法のひとつです。赤みの原因である拡張した毛細血管に直接働きかけ、赤みを改善します。

赤みの治療に用いられるレーザーには、主に2つのタイプがあります。ひとつは、ヘモグロビン(血液中の赤い色素)に反応する波長のレーザーで、代表的なものにVビームがあります。もうひとつは、より深い層まで届くロングパルスYAGレーザーで、深部の赤みにも効果が期待できます。

レーザー光を照射することで、拡張した毛細血管を収縮させたり、破壊したりして赤みを軽減させます。施術時間は数十分程度で、痛みはゴムで弾かれる程度です。施術後に赤みや腫れが出ることがありますが、多くの場合1〜2週間で落ち着きます。

光治療(IPL)

光治療(IPL)は、複数の波長を含む光を照射する治療法です。レーザーよりもマイルドな治療で、赤みだけでなく、肌質全体の改善も期待できます。

IPLの光は、ヘモグロビンに反応して毛細血管を収縮させることで、赤みを薄くしていきます。レーザー治療と比べると1回あたりの効果は穏やかですが、痛みやダウンタイムが少ないのが特徴です。

顔全体に照射できるため、複数のニキビ跡がある方や、赤みと同時に肌のトーンを整えたい方に適しています。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、酸性の薬剤を使って古い角質を除去し、肌のターンオーバーを促進する治療法です。

皮膚の新陳代謝が活発になることで、肌の再生が促され、赤みの改善が期待できます。また、サリチル酸には抗炎症作用もあるため、炎症の鎮静やニキビの予防にも役立ちます。新しいニキビができることによる赤みの慢性化を防ぐことにもつながります。

当院では、患者様の肌質や症状に合わせて、サリチル酸などの薬剤を選択します。施術中にピリピリとした感覚を感じることがありますが、ダウンタイムはほとんどありません。

イオン導入・エレクトロポレーション

イオン導入やエレクトロポレーションは、有効成分を肌の深部まで浸透させる治療法です。

ニキビ跡の赤みには、ビタミンC誘導体などの美容成分を導入します。ビタミンCには抗炎症作用があり、赤みを鎮める効果が期待できます。また、肌のターンオーバーを整える働きもあるため、赤みの改善をサポートします。

ケミカルピーリングと組み合わせることで、より高い効果が期待できます。痛みはほとんどなく、施術後すぐにメイクも可能です。

内服薬・外用薬

内服薬や外用薬による治療も、赤みの改善をサポートします。

内服薬としては、肌のターンオーバーを促すビタミンC(アスコルビン酸)やビタミンE、抗炎症作用のあるトランサミン(トラネキサム酸)などを処方します。トラネキサム酸は主に色素沈着の予防・改善に効果が認められていますが、炎症を抑えることで赤みの改善もサポートします。

外用薬では、ビタミンC誘導体などを使用します。ビタミンC誘導体には抗炎症作用やメラニン生成抑制作用があり、赤みや色素沈着の予防に役立ちます。保湿剤としてヘパリン類似物質を併用することもありますが、血行促進作用があるため赤みの状態によっては使用を控える場合もあります。

症状によっては保険適用となる場合もありますので、診察時にご相談ください。

自宅でできるニキビ跡の赤みのセルフケア

自宅でできるニキビ跡の赤みのセルフケア

皮膚科での治療と並行して、自宅でのセルフケアも大切です。適切なケアを続けることで、赤みの改善をサポートできます。

ただし、セルフケアだけで赤みを完全に消すことは難しい場合もあります。改善が見られない場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。

ビタミンC誘導体配合の化粧品を使う

ニキビ跡の赤みには、ビタミンC誘導体が配合された化粧品が効果的です。

ビタミンCには抗炎症作用があり、赤みを鎮める働きが期待できます。また、肌のターンオーバーを整える効果もあるため、赤みの改善をサポートします。さらに、メラニンの生成を抑える働きもあるため、赤みから色素沈着への移行を防ぐことにもつながります。

ただし、純粋なビタミンCは不安定で肌に浸透しにくいという欠点があります。そこでおすすめなのが、ビタミンC誘導体です。ビタミンC誘導体は、ビタミンCを安定化させ、肌への浸透力を高めた成分です。

化粧水や美容液を選ぶ際は、成分表示に「アスコルビン酸」「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」などの記載があるものを選びましょう。

紫外線対策を徹底する

紫外線対策は、ニキビ跡の赤みを悪化させないために非常に重要です。

赤みのあるニキビ跡は、皮膚のバリア機能が低下している状態です。紫外線を浴びると、活性酸素が発生して炎症が悪化し、赤みがさらに濃くなってしまいます。また、紫外線によってメラニンが生成されると、赤みから色素沈着に移行してしまうリスクも高まります。

日焼け止めは、SPF30以上、PA+++以上のものを選び、毎日使用しましょう。室内にいる場合でも、窓から入る紫外線があるため、日焼け止めは欠かせません。

ただし、ニキビ跡のある肌はデリケートな状態ですので、低刺激タイプの日焼け止めを選ぶことをおすすめします。また、日傘や帽子も併用すると、より効果的です。

生活習慣を整える

肌のターンオーバーを正常に保つために、生活習慣を整えることも大切です。

【十分な睡眠をとる】

睡眠中は成長ホルモンが分泌され、肌の修復が行われます。質の良い睡眠を7〜8時間確保するよう心がけましょう。

【バランスの良い食事を心がける】

ビタミンCやビタミンE、ビタミンB群など、肌の健康に必要な栄養素をバランスよく摂取しましょう。とくにビタミンCは、赤みの改善に役立ちます。赤ピーマン、ブロッコリー、イチゴなどに多く含まれています。

一方で、脂質や糖質の摂りすぎは皮脂の分泌を増やし、ニキビを悪化させる可能性があるため、注意が必要です。

【適度な運動とストレス管理】

適度な運動は血行を促進し、肌の新陳代謝を高めます。また、ストレスはホルモンバランスを乱し、肌のターンオーバーを遅らせる原因になります。趣味の時間を持つなど、ストレスを溜めない工夫も大切です。

ニキビ跡の赤み治療でやってはいけないこと

ニキビ跡の赤み治療でやってはいけないこと

ニキビ跡の赤みを早く治したいと思うあまり、かえって悪化させてしまうケアをしている方も少なくありません。ここでは、やってはいけないNGケアをご紹介します。

ニキビを潰す・触る

ニキビ跡の赤みを悪化させる最大の原因は、ニキビを潰したり、触ったりすることです。

ニキビを無理に潰すと、炎症が深部まで広がり、真皮層にまでダメージが及びます。その結果、毛細血管の拡張が長期化し、赤みがなかなか消えなくなります。さらに、クレーター状の凹みや色素沈着など、より治療が難しいニキビ跡になってしまうリスクも高まります。

また、気になって患部を触ることも避けましょう。手には雑菌が付いているため、触ることで炎症が悪化したり、新しいニキビができたりする原因になります。

「膿が溜まっているから出した方がいい」と思うかもしれませんが、自己判断での処置は危険です。どうしても気になる場合は、皮膚科で適切な処置を受けることをおすすめします。

過剰な洗顔や刺激の強いケア

ニキビ跡を早く治したいと思うあまり、過剰な洗顔や刺激の強いケアをしてしまう方がいますが、これは逆効果です。

【洗顔のしすぎ】

1日に何度も洗顔をすると、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい、バリア機能が低下します。その結果、肌が乾燥し、かえって皮脂の分泌が増えてニキビが悪化することもあります。洗顔は朝晩の2回で十分です。

また、スクラブ入りの洗顔料やピーリング効果の強い洗顔料は、赤みのある肌には刺激が強すぎます。低刺激な洗顔料を選び、泡で優しく洗うことを心がけましょう。

【過剰な保湿】

保湿は大切ですが、油分の多いクリームやオイルを過剰に使うと、毛穴を詰まらせてニキビを悪化させる可能性があります。肌質や症状に合わせて、適切な保湿剤を選ぶことが重要です。

【刺激の強い化粧品】

アルコール濃度の高い化粧品や、刺激の強い成分が含まれた化粧品は避けましょう。赤みのある肌はバリア機能が低下しているため、刺激に敏感になっています。ノンコメドジェニック(ニキビができにくい処方)や低刺激と表示された化粧品を選ぶことをおすすめします。

ニキビ跡の赤みに関するよくある質問

ニキビ跡の赤みに関するよくある質問

ニキビ跡の赤み治療について、患者様からよくいただく質問をまとめました。

ニキビ跡の赤みはどのくらいで消えますか?

軽度の赤みであれば、適切なケアを続けることで2〜3ヶ月程度で目立たなくなることもあります。ただし、炎症が深部まで達していた場合や、繰り返しニキビができている場合は、半年以上かかることもあります。皮膚科での治療を行うことで、改善までの期間を短縮できる可能性があります。

ニキビ跡の赤み治療に保険は適用されますか?

内服薬や外用薬による治療の一部は保険適用となる場合があります。一方、レーザー治療やケミカルピーリング、光治療などは基本的に自費診療となります。診察時に、保険適用の有無や費用について詳しくご説明しますので、お気軽にご相談ください。

治療中にメイクはできますか?

治療法によって異なります。内服薬や外用薬、イオン導入などは、治療後すぐにメイクが可能です。レーザー治療の場合は、施術部位に赤みや腫れが出ることがあるため、数日間はメイクを控えていただく場合があります。詳しくは診察時にご説明いたします。

赤みと色素沈着の違いは何ですか?

赤みは毛細血管の拡張によるもので、赤〜ピンク色に見えます。一方、色素沈着はメラニン色素の沈着によるもので、茶色〜黒っぽく見えます。赤みを放置すると、時間の経過とともに色素沈着に移行することがあります。赤みの段階で適切に治療することが大切です。

ニキビ跡の赤みができやすい人はいますか?

炎症性のニキビ(赤ニキビ)を繰り返す方、ニキビを潰してしまう癖がある方、肌のターンオーバーが乱れている方は、赤みが残りやすい傾向があります。また、色白の方は毛細血管が透けやすいため、赤みが目立ちやすくなります。

治療は何回くらい必要ですか?

症状の程度や治療法によって異なりますが、3〜6回程度の施術が目安となります。治療間隔は使用する機器や出力設定によって異なり、2週間〜1ヶ月程度で行うことが多いです。

ケミカルピーリングやイオン導入も、複数回の治療を重ねることで効果が高まります。診察時に、患者様の症状に応じた治療計画をご提案いたします。

治療中に新しいニキビができたらどうすればいいですか?

赤みの治療と並行して、ニキビそのものの治療も行うことが可能です。新しいニキビができ続けると、赤みも慢性化してしまうため、ニキビ治療を優先することもあります。症状に合わせて治療計画を調整しますので、ご相談ください。

まとめ

まとめ

ニキビ跡の赤みは、炎症後に残る毛細血管の拡張が原因です。軽度であれば自然に消えることもありますが、炎症が深部まで達していた場合や、繰り返しニキビができている場合は、セルフケアだけでは改善が難しいこともあります。

皮膚科では、レーザー治療や光治療、ケミカルピーリング、内服薬・外用薬など、症状に合わせたさまざまな治療法をご用意しています。早めに治療を始めることで、改善までの期間を短縮できる可能性があります。

「この赤み、どうにかならないかな」と悩んでいる方は、まずは一度ご相談ください。保谷駅前皮膚科では、患者様一人ひとりの症状に合わせた治療プランをご提案し、美しいお肌を取り戻すお手伝いをいたします。

この記事の監修者

保谷駅前皮膚科 院長 山口華央

保谷駅前皮膚科

院長 山口華央

皮膚の症状は目に見えるからこそ、深い悩みにもなれば、改善時の喜びも大きいものです。その喜びを患者様と共有したいという想いで皮膚科医を志しました。保険診療から美容皮膚科まで、お肌のお悩みに幅広く対応いたします。

【資格】
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
美容皮膚科・レーザー指導専門医
【経歴】
平成21年4月~平成23年3月:NTT東日本札幌病院 初期研修
平成23年4月~平成24年3月:札幌医科大学付属病院皮膚科
平成24年4月~平成25年3月:砂川市立病院皮膚科
平成25年4月~平成27年3月:札幌医科大学付属病院皮膚科
平成27年4月~平成28年3月:医療法人母恋 日鋼記念病院皮膚科
平成28年4月~平成29年3月:札幌医科大学付属病院皮膚科
平成30年4月~:グリーンウッドスキンクリニック立川
平成31年4月~:医療法人社団光美会 ルーチェクリニック
令和4年4月~:慈英会病院美容皮膚科

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