2026年5月13日

シミ取り治療を検討する際、痛みの程度は誰もが気になるポイントです。この記事では、シミ取り治療の痛みについて、照射中と術後に分けて詳しく解説します。
治療法によって痛みの種類や強さは異なりますので、それぞれの特徴を理解して、ご自身に合った方法を選んでいただければと思います。
シミ取り治療法による痛みの違い
シミ取り治療にはいくつかの方法があり、それぞれ痛みの感じ方が異なります。ここでは代表的な3つの治療法について、痛みの特徴を説明します。
ピコレーザー(スポット照射)の痛み
ピコレーザーのスポット照射は、シミに対してピンポイントでレーザーを当てる方法です。照射時間は1秒以内と非常に短く、「輪ゴムでパチンと弾かれたような痛み」と表現されることが多い治療法です。
瞬間的な刺激ですので、複数箇所に照射する場合でも1箇所あたりの痛みはすぐに終わります。シミの大きさや濃さによって照射回数が変わるため、範囲が広い場合は痛みを感じる回数が増えます。
ただし、強い出力で照射するため、熱感やヒリヒリとした感覚を伴うことがあります。多くの方が麻酔なしでも耐えられる程度の痛みですが、痛みに敏感な方は麻酔の使用も可能です。
レーザートーニングの痛み
レーザートーニングは、顔全体に弱いレーザーを均一に照射する治療法です。ピコレーザーと比べて出力が弱いため、痛みは軽度です。
照射中は「ピリピリとした刺激」や「温かい光を浴びているような感覚」と表現されることが多く、ほとんどの方が麻酔なしで治療を受けられます。連続的に照射していきますが、強い痛みではないため、リラックスして施術を受けられる方が多い治療法です。
肝斑の治療にも適しており、痛みが気になる方には選択肢の一つとしておすすめです。
光治療(フォトフェイシャル)の痛み
光治療は、レーザーよりも優しい光を顔全体に照射する方法です。複数の波長を含む光を使用するため、シミだけでなくくすみや赤みなど、さまざまな肌悩みに同時にアプローチできます。
痛みは「輪ゴムで軽く弾かれる程度」で、レーザー治療よりも痛みが少ないのが特徴です。照射しながら冷却を行うため、熱感も抑えられます。
治療中は何度か光を照射しますが、1回ごとの刺激は軽く、多くの方が快適に施術を受けられます。ただし、効果を実感するまでに複数回の治療が必要になる場合があります。
シミ取り治療で痛みに影響する要因
シミ取り治療の痛みは、治療法だけでなく、いくつかの要因によって変わります。ここでは、痛みに影響を与える主な要因について解説します。
肌の状態(日焼け・乾燥・生理周期)
肌の状態は、レーザー照射時の痛みに大きく影響します。特に注意が必要なのは、日焼けした肌です。
日焼けした肌はメラニン色素が増えているため、レーザーが過剰に反応して強い痛みや火傷のリスクが高まります。治療前は日焼け止めをしっかり使用し、紫外線対策を徹底してください。
また、乾燥した肌はバリア機能が低下しており、刺激に敏感になっています。日頃から保湿ケアを心がけることで、痛みを軽減できます。洗顔後はすぐに化粧水で水分を補給し、乳液やクリームでしっかりと保護しましょう。
生理中はホルモンバランスの影響で肌が敏感になりやすく、普段より痛みを感じやすくなることがあります。可能であれば、生理期間を避けて治療を受けることをおすすめします。
シミの大きさや濃さ
シミの大きさや濃さも、痛みの程度に関係します。濃いシミほどメラニン色素が多く、レーザーが強く反応するため、痛みを感じやすくなります。
大きなシミの場合は、照射する範囲が広くなるため、治療時間が長くなり、結果として痛みを感じる時間も延びます。ただし、1箇所あたりの照射時間は短いため、耐えられないほどの痛みではありません。
薄いシミや小さなシミの場合は、比較的痛みが軽く済むことが多いです。シミの状態によって適切な出力を調整しますので、カウンセリングでご相談ください。
照射出力の強さ
レーザーの出力は、痛みに直接影響します。出力が強いほど効果は高まりますが、その分痛みも強くなります。
医師は患者様の肌の状態やシミの種類を診察した上で、適切な出力を設定します。痛みが不安な方には、出力を弱めに設定してゆっくりと照射することも可能です。
治療中に痛みが強いと感じた場合は、遠慮なくお伝えください。出力を調整したり、照射のペースを変えたりすることで、痛みを和らげながら治療を進められます。
シミ取りレーザー照射後の痛みレベル
レーザー照射が終わった後も、肌にいくつかの変化が起こります。ここでは、照射後に感じる可能性のある痛みや違和感について説明します。
照射直後のヒリヒリ感
レーザー照射直後は、患部が軽い火傷のような状態になっているため、ヒリヒリとした痛みを感じることがあります。この痛みは、照射時に発生した熱によるもので、軽度の炎症反応です。
多くの場合、数時間以内に自然と治まりますが、痛みが気になる場合は保冷剤をガーゼやタオルに包んで患部を冷やすと効果的です。ただし、直接氷を当てると冷やしすぎてしまうため、必ず布で包んでください。
照射直後は赤みやほてりが出ることもありますが、これは一時的なものです。我慢できないほどの強い痛みではありませんので、安心してください。
かさぶた形成時の違和感
レーザー照射後2〜3日すると、患部にかさぶたが形成されます。かさぶた自体に痛みはありませんが、かゆみや違和感を感じる方がいます。
かさぶたは1週間〜10日ほどで自然に剥がれ落ちます。自然に剥がれ落ちるまで、絶対に触ったり剥がしたりしないでください。無理に剥がすと、傷跡が残ったり色素沈着の原因になったりします。
かゆみが気になる場合でも、患部を掻かないように注意が必要です。どうしてもかゆみが我慢できない場合は、クリニックにご相談ください。処方薬で症状を和らげることができます。
シミ取りの痛みを軽減する方法
シミ取り治療の痛みは、いくつかの方法で軽減できます。ここでは、痛みを和らげるための具体的な対策をご紹介します。
麻酔クリームや麻酔テープを使用する
痛みが不安な方には、麻酔クリームや麻酔テープを使用することで、ほとんど痛みを感じずに治療を受けられます。
麻酔クリームは治療の30分〜1時間前に患部に塗布します。皮膚の表面を麻痺させる効果があり、レーザー照射時の痛みを大幅に軽減できます。麻酔テープも同様の効果があり、貼るだけで使用できるため手軽です。
麻酔の効果は施術後も数時間続くことがあります。通常、2〜3時間程度で効果が切れ始め、完全に切れるまでには4〜6時間かかることが多いです。麻酔が切れる際に特別な痛みが生じることはありませんので、ご安心ください。
麻酔の使用は別料金になる場合がありますが、痛みに敏感な方には非常に有効な方法です。カウンセリングで遠慮なくご相談ください。
治療前に肌の状態を整える
治療前に肌の状態を整えることで、痛みを軽減できます。特に重要なのは、保湿と紫外線対策です。
日頃から化粧水や乳液でしっかりと保湿ケアを行い、肌のバリア機能を高めておきましょう。乾燥した肌は刺激に敏感になるため、痛みを感じやすくなります。
紫外線対策も欠かせません。日焼け止めを毎日使用し、帽子や日傘も活用してください。治療の2週間前からは、特に念入りに紫外線対策を行うことをおすすめします。
また、生理中や体調が優れないときは、肌が敏感になっているため、可能であれば別の日に治療を受けることを検討してください。
照射中に痛みを伝えて出力を調整してもらう
多くのクリニックでは、治療中に患者様の様子を確認しながら、出力を調整したり照射のペースを変えたりしています。
痛みが強いと感じた場合は、遠慮なくその場でお伝えください。出力を弱めたり、照射スピードをゆっくりにしたりすることで、痛みを和らげられます。
また、「次照射します」などの声かけを行うことで、心の準備ができて痛みへの不安が軽減されることも分かっています。医師やスタッフとコミュニケーションを取りながら、安心して治療を受けていただけます。
照射後は冷却して安静にする
照射後は患部を冷やすことで、ヒリヒリ感や赤みを抑えられます。保冷剤をタオルやガーゼに包んで、優しく患部に当ててください。
また、照射後は血行が良くなる行為を避けることが大切です。過度な飲酒、激しい運動、サウナなどは、炎症を悪化させる可能性があるため、当日は控えましょう。
入浴は短時間のシャワーにとどめ、患部を強くこすらないように注意してください。安静に過ごすことで、照射後の痛みや炎症を最小限に抑えられます。
シミ取りの痛みに関するよくある質問
シミ取り治療の痛みについて、患者様からよくいただく質問にお答えします。
麻酔なしでも治療を受けられますか?
はい、多くの方が麻酔なしで治療を受けられています。特にレーザートーニングや光治療は痛みが軽度で、麻酔を使用せずに快適に施術を受けられる方がほとんどです。
ピコレーザーのスポット照射も、痛みに強い方であれば麻酔なしで対応可能です。
麻酔を使用した場合、いつ効果が切れますか?
麻酔クリームや麻酔テープの効果は、施術後も2〜3時間程度続きます。完全に効果が切れるまでには4〜6時間かかることが多いです。
麻酔が切れる際に特別な痛みが生じることはなく、自然と感覚が戻ってきます。麻酔が切れた後も、強い痛みが続くことはほとんどありませんので、ご安心ください。
痛みで治療を中断することはできますか?
はい、可能です。治療中に我慢できないほどの痛みを感じた場合は、いつでもお声がけください。その場で治療を一時中断し、麻酔の追加や出力の調整を行うことができます。
患者様が安心して治療を受けられることを最優先に考えていますので、遠慮なくお伝えください。
まとめ
シミ取りレーザー治療の痛みは、多くの場合「輪ゴムで弾かれる程度」の瞬間的なもので、我慢できないほど強いものではありません。
痛みを軽減する方法として、麻酔クリームや麻酔テープの使用、治療前の肌状態の調整、照射中の出力調整などがあります。麻酔を使用すれば、ほとんど痛みを感じずに治療を受けられます。
シミ取りレーザー治療は、少ない回数で高い効果が期待できる優れた治療法です。痛みへの不安がある方は、まずはカウンセリングでご相談ください。保谷駅前皮膚科では、患者様一人ひとりの不安に寄り添い、安心して治療を受けていただけるよう心がけています。

