掌蹠膿疱症|保谷駅前皮膚科|西東京保谷駅の皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科

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掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症|保谷駅前皮膚科|西東京保谷駅の皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科

2026年1月30日

掌蹠膿疱症とは

手のひら(手掌)や足の裏(足蹠)に膿がたまった皮疹(膿疱)ができる疾患です。

小さな水疱や赤い発疹ができ、だんだん拡大して膿疱を形成し、その後かさぶたになり角層が剥がれ落ちます。周期的に良くなったり悪くなったりを繰り返します。掌蹠膿疱症の患者さんの約10%で関節や骨に炎症があり痛むことがあります。この症状は胸骨と鎖骨、助軟骨の結合部に最も多く認められます。膿疱の中には細菌や真菌などの菌はいないため、患部が触れて別の部位や他人に感染するという心配はありません。

〈原因〉

原因はまだ解明されていませんが、病巣感染や金属アレルギー、喫煙が関与している場合もあります。

(1)病巣感染

扁桃炎や虫歯、中耳炎、副鼻腔炎などの細菌による慢性炎症があると掌蹠膿疱症が生じることがあります。
(2)金属アレルギー
歯科金属に対するアレルギーが引き金となり掌蹠膿疱症が発症した事例が報告されています。金属アレルギーが疑われる場合には、パッチテスト(疑われる金属を皮膚に貼り反応があるかどうか調べる検査)を受けてください。
(3)喫煙
掌蹠膿疱症の患者さんの約80%が喫煙者というデータがあり、喫煙習慣が発症や悪化に関連していると言われています。

〈治療〉
病巣感染や金属アレルギーなど、病気を悪化させる要因があれば取り除くようにします。これらの増悪因子が見つからない場合は対症療法を行います。
(1)外用療法
痒みが強かったり、新しい皮疹がたくさん出る場合は強いステロイド外用薬を使用し、良くなってきたら弱いステロイド外用薬や活性型ビタミンD3外用薬に変更します。


(2)紫外線療法
当院ではエキシマライトによる紫外線療法を行っております。  
週1~2回程度の照射をお勧めします。


(3)内服療法
外用薬や紫外線療法などの局所療法だけでは改善効果が乏しい場合、ビタミンA誘導体、免疫抑制剤などの内服薬を使用することがあります。
・オテズラ(アプレミラスト)
2025年3月に「局所療法で効果不十分な掌蹠膿疱症」に適応が追加された内服薬です。炎症を引き起こすPDE4という物質の働きを抑え、免疫バランスを整え症状を改善します。


(4)注射薬
生物学的製剤の注射薬です。
外用薬、内服薬、紫外線療法などの既存の治療で効果が乏しい難治性の掌蹠膿疱症や掌蹠膿疱性骨関節炎の方に適応となります。
①トレムフィア(グセルクマブ)
IL-23という物質の働きを抑える薬です。IL-23はリンパ球に働くことにより、掌蹠膿疱症の皮膚症状に関係するIL-17を多く放出させます。この薬を投与することで、IL-23の働きを抑え、IL-17の放出を減らすことができます。
初回投与後、4週後に投与し、それ以降は8週間隔で投与を続けます。
②スキリージ(リサンキズマブ)
IL-23の働きを抑えることでリンパ球の過剰な働きを抑え、掌蹠膿疱症の症状を改善する薬です。
初回投与後、4週後に投与し、それ以降は12週間隔で投与を続けます。
③ルミセフ(プロダルマブ)病変部で過剰に作られているIL-17の働きをブロックし、症状を改善する薬です。

初回投与後、1週後、2週後に投与し、それ以降は2週間隔で投与を続けます。

自宅で自己注射が可能です。

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